デザイン・図面盗用について。 

みなさん秋ですね~、思ったより寒くならないような気がします。

早朝の犬の散歩がまだ大丈夫・・・


少し真面目話。

先日、仙台簡易裁判所でデザイン・図面有料が認められた・・・
とはどんな話か?

建築設計事務所で図面を書いてもらうと料金が発生するのはご存知。
だがエクステリア、ガーデンでの設計図面では料金を支払われないケースが多い、勿論弊社も設計図面は無料だし今の所有料の考えも無い。
それには業界自体の色々な問題点があり難しく、未だに「エクステリア設計」で成り立っている会社は少ない。
だが、施主様から設計を依頼され、その内容を理解し、専門的な知識で作成されたオリジナル図面には当然知的財産が発生する。
設計図面有料化まではいかないにしろ、同業者や他の施工者がその図面を利用して施工する「盗用」は「ニューモラルスタンダード」(私は図面盗用をいたしません、と言う宣言)運動もあって少しずつモラルがねずいてきた。
つまりそれだけ図面にはノウハウが詰め込まれているのだ。

そこで今回の話・・・
図面を依頼しながら工事をやらない事を理由に設計図面代を支払わない顧客に対して訴訟を起こしたのは宮城県のエクステリア業者。
それは既に有料を宣言して営業している会社なのか、弊社の図面を盗用して他社で工事をしたのか?までは分からないが何か行き違いが有ったのかもしれない。
通常はお詫びの言葉でおさまる事が多いが、その顧客は業者を完全無視、最後には「もともと頼んだ覚えは無い」と言い放った。
奮起した宮城県の業者は、一回で済む少額訴訟を起こした。
これに対し、相手は弁護士を二人たて、通常裁判にしたいと申し入れてきた。業者はこれを1人で受けて立った。

それから報酬を支払う約束をしたか?契約が成立していたのか?業者が報酬を請求する権利が有るのか?などなどを昨年の5月から11月まで5回の審理を経て、同年12月に仙台簡易裁判所から被告に対して3万円台の図面代支払いを命じる判決が出た。勝訴だった。

しかし弁護士はおさまらず控訴。だが結局却下され先方は和解案を打診して来た。
業者は和解案を受け入れ発生から1年8ヶ月の戦いは終わった。
金額は小さいが、その業者、そして業界にとってその意味は大きい。また控訴の答弁書の中には「今まで訴訟まで至らなかった同様の設計料未払い事件が本業界では知的財産の盗難事件として大変問題になっている」の一文が盛り込まれていたらしい。

実際に我々も、自社で施主さまと何度も打ち合わせし、現地測量した後、オリジナルの設計図面を起し、変更打ち合わせ、見積もり等など・・・・・
数ヵ月後他社でその図面どうりの施工がされ完成している事が数回有る。
市内のある建設会社の担当者の人から、「三平に行って工事をするふりをして設計図面をもらって来たらそれを安く工事をしてあげるよ」って言われた事が有りますと告白された事もある。それも数回。

実際に自分のアイディアが他の業者の手で形になって行く様を見るのは、胸の奥底からこみ上げてくる怒りを覚える。
かなり前の話になるが、我慢出来ずその同業者に電話して「お宅はどうなっているんですか?プライドやモラルはないのですか?恥ずかしくないのですか?」と怒りの電話をした。
色々言い訳のような返事をもらった記憶がある。
息子ほど年の離れた同業者から言われたのだから、それなりの衝撃は有ったのでは無いかと思う、わたくしめにとっても一生忘れる事の出来ない出来事であり、工事現場でも有る。
ただ、そうなったのには理由が有り、弊社にも至らぬ点が有ったのかもしれない、有ったのだろう・・・。

これからの業界のため、後継者のため意識をしっかり持ち、知的財産を守れる業界にしていきたい。
スポンサーサイト

コメント

はじめまして!
今回のお話、なんてことない小さな一件かもしれませんが、私達にとってはとっても大きな一歩のように感じました。
私も何度かありましたが、三平さんも大変な思いをされたのですね・・・
これから良い方向になっていきますように!!!
  • [2009/10/27 14:06]
  • URL |
  • すくらむ「む」
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

すくらむ「む」さん始めまして!

同業者の方なのですね、少しずつでもモラルや意識が向上して行く事を願いますよね!
努力しないだけでなく、人の褌で飯を食う、そんな時代はなくなって欲しいですね。

すくらむ「む」さんお互いに頑張りましょう~!

はじめまして。
今回のお話ひどいですね。
でも実は広告デザインの世界でも
こういうこと、たまにあります。
同じ物を作る人間として
悲しいことだと思います。
こうして記事にして多くの方に知っていただくことも
大切なのだなあと思いました。

ゆずこさんへ

デザイン業界では必ずついて来る話ですねよね~、淋しいですね。
知的財産の事をもっと業界外の方たちに知ってもらいたいのは同感です!

諦めずに頑張りましょうね(^.^)

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://sanpei33.blog41.fc2.com/tb.php/614-64ff30fc